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「帝人奨学会がくれた出会い――研究と友情、そして未来へ」
帝人奨学会は、私の研究生活のまさにスタートラインを支えてくれました。大学院生の生活には、本を購入したり、学会に参加したりと何かと費用がかかるものですが、在学中にそういった心配をせずに研究に集中できていたことは、本当に幸せなことであったと、つくづく思います。
私は2002年に博士の学位を取得した後、念願であった大学教員としての道に進むことができました。学習院大学に助手として着任し、その後、筑波大学において講師、准教授を経て、2025年度に現所属である東洋大学に着任しました(ちなみに私は「助手」と「講師」という職位の両方を経験した最後の世代にあたります)。この間、人並みに苦しい時期もありましたが、そのような折に、帝人奨学会をはじめとするご支援くださった方々のことを思い出し、自らを鼓舞しながら乗り越えてきたように思います。
帝人奨学会に支えられて過ごした大学院生生活で得た最大の宝物は、人との出会いです。大学院生時代に苦楽をともにした友人たちとは現在も交流が続いていますし、同じ年に帝人奨学会の採用面接を受けた同世代の研究者とは、同じ研究分野で今も互いに刺激し合いながら研究生活を送っています。帝人奨学会は、単なる経済的支援を超えて、研究者同士のつながりを育んでくれました。
創立時の帝人奨学会の理念は、独創的な研究開発の精神を継承・発展させるとともに、国家・社会の発展と文化創造に貢献する若い科学技術者を育成することにあり、その本質は今も変わっていません。私自身、いまだ道半ばではありますが、学生時代に受けたこの理念に基づく支援が、現在の研究姿勢や教育観の根底にあることは間違いありません。今後も研究と教育に誠実に向き合い、帝人奨学会の理念に少しでもお応えできるよう、次世代の若き研究者たちが夢を描ける環境づくりに微力ながら寄与していきたいと強く思っています。
2026年1月寄稿
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渕辺 耕平さん
「帝人奨学会がくれた出会い――研究と友情、そして未来へ」
帝人奨学会は、私の研究生活のまさにスタートラインを支えてくれました。大学院生の生活には、本を購入したり、学会に参加したりと何かと費用がかかるものですが、在学中にそういった心配をせずに研究に集中できていたことは、本当に幸せなことであったと、つくづく思います。
私は2002年に博士の学位を取得した後、念願であった大学教員としての道に進むことができました。学習院大学に助手として着任し、その後、筑波大学において講師、准教授を経て、2025年度に現所属である東洋大学に着任しました(ちなみに私は「助手」と「講師」という職位の両方を経験した最後の世代にあたります)。この間、人並みに苦しい時期もありましたが、そのような折に、帝人奨学会をはじめとするご支援くださった方々のことを思い出し、自らを鼓舞しながら乗り越えてきたように思います。
帝人奨学会に支えられて過ごした大学院生生活で得た最大の宝物は、人との出会いです。大学院生時代に苦楽をともにした友人たちとは現在も交流が続いていますし、同じ年に帝人奨学会の採用面接を受けた同世代の研究者とは、同じ研究分野で今も互いに刺激し合いながら研究生活を送っています。帝人奨学会は、単なる経済的支援を超えて、研究者同士のつながりを育んでくれました。
創立時の帝人奨学会の理念は、独創的な研究開発の精神を継承・発展させるとともに、国家・社会の発展と文化創造に貢献する若い科学技術者を育成することにあり、その本質は今も変わっていません。私自身、いまだ道半ばではありますが、学生時代に受けたこの理念に基づく支援が、現在の研究姿勢や教育観の根底にあることは間違いありません。今後も研究と教育に誠実に向き合い、帝人奨学会の理念に少しでもお応えできるよう、次世代の若き研究者たちが夢を描ける環境づくりに微力ながら寄与していきたいと強く思っています。
2026年1月寄稿