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2013年度

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帝人久村奨学生(第61期)交流会を実施しました!

帝人奨学会では、2013年9月4日(水)午後に帝人久村奨学生(第61期)交流会を実施しました。本交流会の目的は、帝人久村奨学生の同期間相互交流を図り、同じ志を持つ仲間との出会いの場を提供することにあり、2013年の帝人奨学会創設60周年を記念して行ったものです。

学生時代の仲間や人間関係は、将来にわたって大きな財産になると、帝人奨学会では考えております。従って、帝人奨学会では単に奨学金の貸与・給付を行うだけでなく、優秀な仲間と出会い、互いに刺激し合う場を提供することも、私たちにできる大きな価値提供だと考えています。将来的には、帝人久村奨学生のアルムナイ(卒業生)ネットワークを構築することで、大学や専門の枠を超えた相互のコミュニケーションを縦横に深め、素晴らしい成果に繋がればと切に願っており、来年度以降も本交流会を継続して実施して参ります。

交流会当日のレポート

帝人奨学会では、毎年修士学生10名、博士学生10名の計20名が選ばれますが、今回の交流会には、全国から12名(うち4名は外国人留学生)の奨学生が参加しました。

当日は、まず帝人奨学会に関する理解を深めて頂いた後、帝人グループの先端技術を集めたショールームである、「帝人未来スタジオ」の見学会を行いました。奨学生の皆さんには、通常なかなか手にすることができない先端素材に実際に触れて頂き、大学や企業での研究成果が実社会において、どのように繋がっているのかを感じて頂けたことと思います。

次に行った帝人久村奨学生OB懇談会では、奨学生OBから「アカデミックに進学するか、企業研究者の道へ進むか」「研究者としてのキャリアを築くために大切なこと」等をお話し頂きました。日本語・英語を交えながら、様々な質疑応答が飛び交い、皆さんの関心の高さが伺えました。

また奨学生の自己紹介プレゼンテーションでは、互いの研究内容を発表し、活発な情報交換を行いました。最初は緊張していた奨学生の皆さんも、この頃には随分打ち解けあい、フランクに話せるようになってきました。

夜は懇親会を実施しました。ゲームを交えながら、研究だけでなく趣味等にも話題が及び、大変盛り上がりました。「近く学会発表があるから、その時にまた会おうよ」「君の研究は、私がやっているのとすごく近い分野だよね」等の声も聞くことができ、奨学生相互の横のつながりを作って頂けたのではないかと思います。

今回夏季授業や短期留学等のため参加できなかった方もいらっしゃいましたが、今後東日本、西日本の学年幹事の方からもお声掛け頂き、懇親の場を設けて頂ければ幸いです。奨学生の皆さん、本当にお疲れ様でした!

中国奨学金北京認定式・交流会を開催しました!

「公益財団法人 帝人奨学会」(理事長:大八木 成男)では、中国での科学技術の振興および優秀な学生の学業支援を目的として、2010年度より中国における奨学金給付事業を開始し、すでに北京・清華・復旦・上海交通大の4大学72名の学生に奨学金を給付してきました。

2012年より、中国の奨学生の動機づけや大学・専門の違う奨学生同士の人材交流を図るため「中国奨学金事業 認定式・交流会」を北京・上海で隔年開催して参りました。

白羽事務局長より認定証授与

昨年の北京大学、清華大学での認定式に引き続き、今年度は復旦大学・上海交通大学の奨学生および両大学関係者の計36名を集め「中国奨学金事業 認定式・交流会」を、2013年5月17日(金)に復旦大学構内にて開催しました。

認定式および交流会では、中国教育発展基金会副秘書長陳希原様、復旦大学副校長兼復旦大学教育発展基金会秘書長の冯晓源様、上海交通大学教育発展基金会副秘書長の殷洁様等多数のご来賓の出席を賜り、帝人奨学会への温かな謝辞を寄せて頂きました。

奨学生交流会の風景

また奨学生交流会の際には復旦大学・上海交通大学の皆さんから「将来の夢」について、コメントを頂きました。化学・材料分野の奨学生が多いこともあり「企業に入社して研究者として社会に貢献したい」「材料分野における新しい研究開発を行いたい」「企業に勤めて、このような奨学金制度を創り次世代の若者を育成したい」など、それぞれの研究や将来の人財育成に関する夢や志を語ってくれました。

各奨学生が将来の夢を発表し終えると、会場内には若者らしい爽やかな笑顔に溢れ、非常に和やかな雰囲気の中で奨学生交流会を終えることができました。

認定式会場の様子

「公益財団法人 帝人奨学会」では2013年度以降も引き続き中国における奨学金給付事業を継続することを決定致しました。当会では今後も国家・社会の枠を超えて大きな夢や希望に向かって挑戦する「若き科学技術者の育成」を目指して、学生の皆さんの支援を継続して参ります。